英国戀物語エマ第二期公式サイト
 
エマ 第一幕
 
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物語紹介


エマのもとにウィリアムから遠出の誘いの手紙が届く。ケリーの心遣いで休みを頂いたエマは、さらに外着の服まで貸して貰うことに。全てお見通しのケリーに恥ずかしさでうつむきながらも、感謝の気持ちでいっぱいになる。



クリスタルパレスへと訪れた二人。エマにとっては見るもの全てが初めてで、その美しさに驚きの連続。二人は大切な時間の中でたくさんの展示物を見て回り、たくさんの言葉を交わす。閉館時間が近づいても話は絶えることなく、ようやく周囲の様子に気付いた時は、既にクリスタルパレスの中に閉じ込められた後だった。



しかし、とんだ災難にも関わらず穏やかな表情を見せるエマ。これほどにも楽しいと感じたのは初めてだと、めずらしく自身のことを話す。ウィリアムはそれがとても嬉しかった。



二人だけの夜。エマに想い伝えようとするウィリアムだが上手く言葉が出てこない。静寂の中、ふと眼鏡を外すエマの手を取るウィリアム。互いに見つめあい、満月の光の下で二人は口付けを交わす。そこには言葉など必要ない確かな想いが存在した。



翌朝。結局ウィリアムは一睡もせず、エマの寝顔をただ優しく見つめていた。無事にパレスから出ることもでき駅へと歩き始めると、肘を上げるウィリアムの腕をそっと取るエマ。まるでいつもそうしていたかのように自然で、二人の心も距離も今一つとなる。





クリスタルパレス
 

 1851年に世界で初めて開催された万博博覧会の会場。万博閉会後もロンドン南郊のシドナムに移設され、多くの人々を楽しませ続けた。しかし1936年に火災によって全焼してしまい、今ではその姿を見ることはできない。


ビザンチン、ロマネスク
 

 共にヨーロッパにおける美術・建築様式。ビザンチンは六世紀頃に最盛期を迎え、ロマネスクは十一〜十二世紀にかけて西欧全域に広がった。


アルバート殿下
 

  ヴィクトリア女王の夫君で、世界最初の大博覧会を成し遂げた人物。1861年、妻を残して42歳の若さで他界する。